灼熱の日本

去年に引き続き今年の夏も容赦なく暑い。

 

 

思えば…中学生くらいの頃までは「夏」が好きだった。
多分それは「夏休み」という魅惑の期間があったからだろう。

 

ところが大人になるにつれ「夏が苦手」になり、今では脅威を感じる程に
「夏が嫌い」になった。
「暑さ」と「寒さ」耐えられるのはどっち?
という究極問題も私は迷うことなく「冬」と答える。

 

これには性別的な理由もある。
男性は短パンで過ごせるし、メイクも必要ないし、何ならスキンヘッドにすればいい
という意味で容姿を重要視されない。
ところが「女性」となると、容姿を気遣うのが当たり前で「化粧」「服装」「髪型」
という外的要素を求められる。

 

夏場は汗をかく為、メイクも落ちるし湿気のせいで髪型もすぐにヘタる。
服装も露出が高いと職場で眉を顰められるし、痴漢にも遭いやすい…
と、ロクな事がない。
当時からそれを不公平だと思いながらも、社会の求める女性像に抗う勇気もないまま
縛られ続けてきた。
そんなこんなな理由で、20代からはとにかく「夏が大嫌い」になった。

 

「夏」が嫌いというより「暑さ」が嫌いなのだ。

 

夏の持つ雰囲気は嫌いじゃないし、夏の風物詩たる「花火」や「祭り」や「向日葵」
などは大好きなのだ^^

 

ただ、個人的に思うのはやはり「昔の暑さ」と「現代の暑さ」の違い。
暑さのレベルだけでなく「質」が違うように思える。
湿度の高さは変わりないが、昔は「30℃」が最高気温として騒がれていたのに
今では「40℃」
体温を越える暑さが頻出するようになってからは外出しなくなった。

 

年を重ねたせいか、汗をかき辛く熱を溜め込む体質になると「外出が命懸け」になる。
これまでにも軽い熱中症には何度かなっており、頭痛が出始めた時点でもう危険なのだ。

 

子供の頃は若さの成せる業なのか、炎天下の中でも結構平気だったのに、
今は仕事と近所の買い物に行くだけで疲労困憊である。
それでもお腹は空くから食べるのに、運動不足で色んな所がヤバくなっている。

 

それより何より、行きたい所へ行けないという夏にしか起こらないジレンマが忌々しい。
夜の散歩も今年は湿度が高くてなかなか思う様にいけていない。

 

涼しいお家で高校野球や映画三昧な日々もいいけど、緑溢れる遊歩道をゆっくり散策
できる「秋」の訪れは何時になるのだろう。。。

 

その日を待ち焦がれながら、この「灼熱の日々」をやり過ごそう。

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