言霊の力 ~②~

「言葉の持つ力」はマイナスにも働くが、プラスにも働く。

 

何事に於いても「否定的な言葉」や「ネガティブな言葉」を用いる人がいるが、
そういう人にほど不幸が付いて回る。
それはその人自身の発する言葉が、そういう現実を引き寄せているに他ならない。
「そんなばかな・・・」と思うかも知れないが、現実というのは思考と言葉によって
いくらでも変えていけるものなのだ。

 

日頃から「自分はツイている♪」「私はラッキーだ♪」と思っていると、そういう
出来事が起きる。
例えば、信号が常に「青」だったり、電車に運良く乗れたり、欲しい物が欲しい
タイミングで手に入ったり・・・と、大した事ではなくとも、その都度「ラッキー♪」
と口に出して言ってると、それがほぼ日常茶飯事になってくる。

 

そんなささやかなラッキーのお陰でイライラする事もなく、穏やかに過ごせている。
いつしかそれが当たり前になり、ちょっとした出来事でも「ラッキー♪」と口に出す
だけで心地よい自分でいられる。

 

頭の中で考える事も大事だが、大切なのはやはり言葉にする事。
「アウトプット」が重要になってくる。
それは「言葉」として口に出す事で、自らの耳に入り脳が自覚する。
そうすると脳はその言葉に従った行動を起こそうとする。
人間は誰もが「無意識」によって突き動かされている。
その原理を応用しただけで、人生は面白いように変わっていく。

 

だから、自分を卑下したり「どうせ」「だって」「でも」「私なんて」という
否定言語は、自分をその通りの人間にしてしまう。
同時に、他者を否定する言葉も相手がそれを受け取らなければ、それはそのまま
「発信者」へと跳ね返る。

 

「死ね」とか「クズ」と言った言葉は、そのまま自分へ帰ってくるのだ。
相手に言ったつもりが自分へと帰ってくれば、それはそのままその人の現実に反映
されてしまう。
そう考えたら恐ろしいとは思わないだろうか?

 

何でもかんでも「ポジティブ」が良いという考えに、私は賛同しない。
人間には「ネガティブ感情」があって然るべきだし、それは誰からも否定されるもの
ではなく、ただただ「認める」ものである。

 

但し「言葉」としてアウトプットする際には配慮が必要なのだ。

 

自分にとって軽々しい言葉であっても、受け取る相手にとっては重い一言である場合
がある。
結局の所「相手の立場になっているか?」という所に落ち着くのだ。
誰彼構わず誹謗中傷をする人はとどのつまり、自分自身が「幸せではない」と感じて
いるから。
「幸せ」なんてものは個人個人で感じ方や捉え方が違うのに、自分が満たされてない
と感じている人ほど他人の幸せや失敗などにやたら口を出す。


「人は人、自分は自分」

 

そういうスタンスでいられればラクに生きられると思うのに、SNSというのはそういう
意味でも余計な情報が多すぎる。

 

他人の言動に左右されやすい人は、情報の断捨離を始めてみた方がいいと思う。
ネット社会は便利だけれど、扱い方を間違えてしまうと自分自身を見失ってしまい
かねない。
「情報」は大切だけれど、それは自分にとって「必要かどうか?」「大切かどうか?」
を見極める事が肝要だ。
自分にとって無益な情報と有害な情報は遮断した方がいい。

 

そして自分の発する言葉は「自分が言われたい言葉」を常に意識して言った方がいい。
相手を思いやる言葉が即ち「自分を幸せにする言葉」になる。

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