本当に必要なモノ

人には「必要なモノ」があり、それは人それぞれ違っている。

 

 

「断捨離」という言葉が横行していた頃、私も自宅改造を含め「要らないモノ」
「断捨離」を敢行した。

 

でも捨ててしまって後悔しているモノも実はあって、やみくもに「断捨離」を勧めるのは
やはり「押し付け」だよな・・・と、断捨離という言葉に踊らされた自分を猛省している。

 

例えば断捨離の代表格とも言える「洋服」
確かに「いつか着るかも症候群」的な洋服を後生大事に取っておいた私も、
思い切って捨てた・・・が、あれは捨てなければ良かったと思った服もいくつかある。

 

洋服に関して気付いたのは古い服、昭和の頃の服は本当に「生地が良い」
最近の服は安くてオシャレであるが、生地が弱い。
これに関しては圧倒的に「古い服」の圧勝。

 

肩パッド入りのスーツもブラウスも手触りからして違うし、耐久性も素晴らしい。
だからこそ、数十年もの間タンスに眠っていたにも関わらず「いつか着れる!」と
信じて残していたのだ。

 

ただ・・・哀しい事にデザインは古く、実際に着るには勇気が試される。

 

そんな感じで「断捨離」という言葉に翻弄されて、実は気に入っていたモノを
手放すのはモノに対して失礼だと思うようになり、無理な断捨離は止めた。

 

そして気付いた。

 

大切なのは「本当に必要なモノだけを買う」という事。

 

捨てるのも勿論必要な事ではあるけれど、それ以上にモノを増やさない。
「本当に必要なモノ」って実はそんない多くはない。

 

そこに気付ければ、断捨離も無理なく行える。
それこそ1日に1個何かを捨てるだけでもいい。

 

まだまだ使えるモノでも「ときめく」「ときめかない」を基準にすれば、
案外ラクに捨てられる。

 

「ときめかないモノはもう自分には必要ないモノ」

 

という基準を設けてからはサクサク断捨離出来るようになり、後悔もない。

 

洋服だけに限らず「食器」「本」「家具」「雑貨」「電化製品」なども
基準は「ときめき」

 

たとえ古くてボロボロでも「ときめく」なら残す。
新品でも「ときめかない」モノは容赦なく捨てる。

 

そうしていくと「無駄買い」が各段に減る。
買う時にもそれを基準にする事で、より慎重になり、
必要なモノを見極める感性が養われる。

 

過去に買った大切なモノも「今の私」には「必要のないモノ」って案外あるもの。
そして、それは他人に「捨てなよ!」と言われる筋合いはない。
自分の「感覚」「ときめき」で決めればいい。

 

そうすると、自分の周りはいつも「ときめく」モノに囲まれていて、
安心と心地よい空間にいられる。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次